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歴史は勝者によって作られる(世界史編)

前回までで見ましたように、蒋介石を裏で操り日中戦争を長引かせ、アメリカの参戦を実現させ、最終的に中華人民共和国を樹立した中国共産党と、ナチスと共謀してポーランド・バルト三国に侵攻しながら米英側についてヤルタ会談で領土拡大と東欧の衛星国化を認めさせたソ連。この二者が日中戦争・第二次世界大戦の最大の勝者であると考えられる。
他方、敗者となったナチスドイツ・ヒトラーは20世紀最悪の独裁者との評価を得、これはまず変わることはない。
歴史は勝者によって作られると言われるが、信長・秀吉を踏み越えて勝者となった家康が「神君」として崇められるように、毛沢東・スターリンもその権威は未だ維持されているように見える。
しかし毛沢東の「大躍進政策」により2000万人とも言われる人が餓死した。またスターリンは「カチンの森」事件でボーランド人を虐殺したことが冷戦終結後明らかとなった。これらのことはあまり一般には知られていないように思われます。
そしてここでかつての英国首相ディズレーリの言葉から勇気と力をもらいたいと思います。「時間は貴重である。しかしそれ以上に貴重なのは真実を知ることである」。そして先日ノーベル物理学賞を受賞された真鍋淑郎氏の言われる「好奇心」を原動力としたいものです