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戦争によって利益を得る者
文久3年(1863年)孝明天皇が攘夷実行の勅命を発したことから、萩藩(長州)は5月に外国船に無差別発砲をした。さらに7月には薩摩と英国との戦争が勃発した。
そしてこのタイミングで横浜にイギリス系銀行、セントラルバンク、マーカンタイルバンク、コマーシャルバンクが、さらに翌年にはオリエンタルバンクが支店を開設した。
戦争が始まった危険な時期になぜ? というより彼らは戦争を待ち望み、ついにその時が来たと判断し横浜に上陸した。
戦争が始まりまずグラバー商会やジャーディン・マセソン商会が中古の戦艦を高値で売りさばき大儲けした。戦争により武器商人が潤う。しかし問題はそこにとどまらない。
戦争が起きると戦争当事国の通貨は暴落し、国際決済で使えなくなる。そして横浜に進出した外資系銀行が貸し出す国際流通通貨(当時はメキシコ・ドル)で決済せざるを得なくなる。これによらなければ銃1丁買えない。外資系銀行の融資に頼らなければ戦争ができない。逆に外資系銀行からすれば戦争をしてもらわなければならない。
戊辰戦争後、士族の反乱が続き、明治10年には西南戦争が勃発、明治8年の江華島事件後は朝鮮での紛争が続きついに日清戦争へとつながっていった。幕末以来日本は戦争が続く状態となった。
余談ですが司馬遼太郎によって有名になった坂本龍馬の暗殺犯ですが、武力討幕をしたかった薩長とりわけ薩摩にとって、大政奉還などという卑怯なやり方は許せない、その仲介をした龍馬は生かしておけないとなった、と論理的には言えるそうです。
参考文献=苫米地英人『明治維新という名の洗脳』
画像=京都 大原 三千院
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