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雪中の狩人

前々回の続き ブリューゲルについて記します。

ブリューゲルの冬景色の最高傑作とされる雪中の狩人。

雪の白と狩人と猟犬の黒の対比が鮮やかですが、よく見ると捕らえた獲物は狐一匹のようです。これは領主の狩りの手伝いをさせられたために自分たちの分は少ないということのようです。

この絵でも氷上の遊びが描かれていますが、スケート ホッケー そしてカーリングまでやっています。

看板の外れかけた居酒屋の前で火を焚いているのが見えますが、これはソーセージを作るために豚の解体をする その前に 豚の毛焼き をしているところだそうです。

そして遠景に目をやると険しい雪山が見えます。これはブリューゲルがアルプス旅行をした時感動したアルプスの岩山を取り入れたとされています。このあたりは日本庭園でいうところの遠山石と共通するものがあるのかもしれません。