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EU対プーチン
2019年9月EUの欧州議会は「欧州の未来に向けた重要な欧州の記憶」決議を可決した。これは第二次世界大戦の原因としてナチスだけでなく、ナチスと不可侵条約を結んだソ連の責任もあるとするもので、ナチスはニュルンベルク裁判で裁きを受けたが、ソ連の戦争責任についても調査する必要があるとした。
これに対し、2020年6月プーチンはアメリカの雑誌に反論「第二次世界大戦戦勝75周年に向けた真実の教訓」を投稿した。
第二次大戦の根深い原因は第一次大戦の結果から発生している。ヴェルサイユ条約はドイツをあまりに不当に扱った。ドイツは強盗されたも同然だ。ドイツ民族が辱しめを受けたことがナチスを生み新たな戦争の原因となった。よって米英ら西側がヴェルサイユ条約によって間接的にナチスを生み育て戦争を起こさせたとも言える。
西側は独ソ不可侵条約こそ第二次大戦の原因だと主張するが、その前年の「ミュンヘン会談」こそが原因だと言いたい。西側はこれについては一言も触れないが。
ミュンヘン会談で英仏はナチスと談合してチェコスロバキアの解体を許可した。ソ連はチェコスロバキアの同盟国であったがなんの相談も受けていない。
英仏はナチスにチェコスロバキアの解体をさせ、ナチスの次なる矛先を西側でなくソ連に向けさせた。これによってソ連は英仏に大いに不信感を持った。このことが独ソ不可侵条約の背景にある。さらに言えば当時ソ連は対ドイツ西部戦線だけでなく、対日本東部戦線もかかえており、二正面作戦を避けるため独ソ不可侵条約を結んだという事情もあった。
独ソ不可侵条約よりもミュンヘン会談でナチスに宥和的な姿勢をとったことが大戦の引き金になったと言うべきだ。
ソ連は独ソ戦で多大な血を流し連合国の勝利に大きな貢献をした。対日戦もヤルタ合意に従ったものだ。
参考文献=江崎道朗『日本人が知らない近現代史の虚妄』
画像=あさご芸術の森美術館にて
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