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2020-05-28
サッスーン
茶は16世紀の初めヨーロッパにもたらされ、はじめは薬として扱われたが、次第に喫茶の風習が広まり、イギリスでは19世紀になると“tea time”が習慣化し茶の需要は急増した。当時茶の供給源は中国にしかなく、イギリスは中国から茶葉を輸入しなければならなかったが、適当な見返りの輸出品がなく、輸入超過であった。
ユダヤ商人デビッド-サッスーンはバグダッド(イラク)で活動していたがインドへ移住し1832年「サッスーン商会」を設立した。サッスーンはイギリスの東インド会社からアヘンの専売権を買い取り中国へのアヘン密売で莫大な利益を得、「アヘン王」と呼ばれた。サッスーンはイギリス向けの紅茶の総元締めでもあった。
アヘン密輸により今度は清国が輸入超過となり、その決済を銀により行うため清の銀がどんどん海外に流出した。ところで人民の税は銀の重量で表示されたが、実際に納めるのは銅銭であった。銀の海外流出により銀の価格が高騰し、人民にとっては実質的な大増税となった。
アヘンの流行と銀の流出に清は苦しんだ。
参考文献 陳舜臣『実録アヘン戦争』
写真は徳島城跡千秋閣庭園
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